お歳暮のマナーとして押さえておきたいポイントは、まずいつ頃までに贈ればいいのかという点です。ひと昔前は正月の準備を始める日を正月事始めといって江戸時代には12月13日に定着していました。そして12月13日に門松に使用する竹や松、雑煮を作る時に必要な薪を集める為に山に行ったのです。元々お歳暮というのは新年を守る神様への供え物だったので、当時は12月13日以降に贈ることが一般的でした。
ですが現代社会においては多忙な年末は避けて、11月下旬から12月20日までに贈るのがマナーです。もし12月20日までに間に合わない場合は寒中見舞いとして贈るか、お年賀と称して新年に届けるのも1つの方法です。ちなみにお歳暮の熨斗紙は奇数本の紅白水引を蝶結びにしたモノを使って、御歳暮を記載して下さい。昭和の頃までは挨拶と共に持参して渡すのが一般的でしたが、今は郵送、配達が主流です。
持参できない時はお礼を伝えることが出来ないので。挨拶状を添えて贈るようにしましょう。同封出来なかった場合には品物が届く頃にハガキや手紙を送るようにして下さい。挨拶状は時候の挨拶と1年お世話になったお礼、新年も親しくお付き合いをして欲しいといった事柄を書き記し、相手の健康を祈る言葉で締めくるといいでしょう。
贈るモノは自分の好みで選ばずに相手の家族構成と好みを考慮して、喜んでもらえるモノを選択して下さい。持参時には、品物は風呂敷で包み、渡す時には解いてから熨斗が相手の方を向く様にするのがマナーです。お歳暮のことならこちら